えんばく生活 は、現在準備中です。

2020/06/15 10:29

えん麦研究の祖からはじまる、
伝統食品から健康食品への意識改革。



中国の古典書物《爾雅》には、“蕾”という文字を見ることができます。
実はこの文字、えん麦のことを表しているのだとか。
このように2000年以上も前から栽培されていたえん麦ですが、
それは中国北西部に限られており、食べる人口もそれほど多くなかったのが実情でした。

そんなえん麦の研究を本格的にはじめたのが、
えん麦研究の祖といわれる陸大彪博士だったのです。
きっかけは、えん麦を主食とする僻地の貧しい農村で出会った人々の姿でした。
貧しい生活環境であるにもかかわらず、人々の身体は大きく、気力も旺盛。
しかも、高血圧や心臓病を患う人が極めて少なかったのです。
一見粗雑な「えん麦は、人の健康と不思議な関係がある」と思った博士は、
すぐさま研究に取り掛かります。研究が進むにつれて、
えん麦には、実に多様な栄養成分が含まれていることがわかってきました。

博士の研究はやがて実を結び、その後の中国における
「えん麦と健康増進のメカニズム研究」の一大ブームを引き起こすにいたります。
現在では、多くの人がえん麦の効能を知り、さまざまなえん麦製品が
人々の健康的な暮らしを支えています。